ヴィーガンにはツライ大人の事情・海外出張編


完璧なヴィーガンを続けていくのは並大抵の事ではありません。社会の一員として普通のサラリーマンだと仕事が終われば付き合いがあり、出張先では断れない料理が出ます。ホテルのブレックファーストはヨーグルト類や添加物のオンパレードです。仲間や同僚にはヴィーガンを公言しているので無茶なお誘いはそうそうありませんが、クライアントさんにめんどくさがられる事情を言って回るのも気が引けます。
社会的な接点が多いほど変わった人ね…アナタ。と言う具合で不思議感を味あわせてしまう日本社会です。
事前に言う機会があればいいのですが、そう都合良く物事は進まず、何人もいる現場でボクひとりだけ違う空気感で過ごすのも日本では過ごしにくいものです。

ひとりで海外出張編

ボクの仕事内容は出張があります。その内の1つの業務内容は海外出張で月に二度あります。多いときは週に一回です。飛行機のチケットは会社がいつのまにか準備しますが、お堅い総務部に機内食は「ヴィーガン料理でお願いします」など言えたものではありません。ひとり現地に着いてもボクの主な出張先は生野菜を食べる文化がなく「四つ足なら何でも食べまっせー」な所です。世界的チェーン店で何かヴィーガンでも食べれそうな食事が無いか探しますが、見つけたとしてもタイトなスケジュールで食べに行くことは不可能に近いです。周りは豚や鷄肉料理の並ぶ屋台もあります。公共の交通機関が日本の様にキチッと時間通りに動いていれば動きは読めますが、そうでもないのが世界の常識です。

この様に、食べるものが探せない辛さもありますから、ボクは自分で保存食を持参します。輸入製品のラッピングされたパンやナッツや少量のメープルシロップ、最寄りの国際空港から出発で持参可能な場合は行きの機内だけはお手製のお弁当です。東京寄り道出張の場合は新幹線内でお手製弁当の味を噛み締めます。メリットは強行スケジュールなのですぐに帰国出来ること、仕事に集中することが出来る事です。

グループで海外出張編

ひとりで出張ではない場合が困りものです。2つ目はグループでの出張のときです。途上国に行くこともしばしばです。現地の村での歓迎の儀式で鷄の丸焼きなど身震いがします。流石にそれは同じメンバーも完食までは無理ですが行為だけは頂かなければ仕事も上手くいきません。不思議なお酒も勘弁してほしいです…。側から見るとボクはとても緊張した面持ちでしょう。

先進国に行ったときでなら多少は気は楽です。オーストラリアならヴィーガンやベジタリアンも多くいます。しかし、オーストラリア国内の一定の場所に長く滞在するわけでもなく、毎回、強行スケジュールです。夕方ブリスベンに着いて欲朝一にキャンベルへ出発、夕方に仕事が終わると列車に乗ってシドニーへ移動、深夜にホテルに入り翌朝一番にバスで郊外へ、草を蝕むカンガルーを羨む出張です。落ち着けるのは重い機材を預けた後の飛行機搭乗前に寄るカフェで飲むソイラテです。
 
似たような経験をしたヴィーガンやベジタリアン方は少なからずいらっしゃると思います。ボクも少しずつ周りにご納得頂けるように尽力する次第であります。
 
そして今週も海外出張です。試練が待ち受けています。